全ての「アヒル口」は宇宙からの遠隔操作だった。消防団員、無意識に“受信ポーズ”を継承か
「盛れる」のではなく「させられていた」。自撮りでおなじみのアヒル口が、特定の宇宙線を顔面で受信する際の強制ポーズだったと判明。数百年前の消防団の集合写真にも同じ表情が確認され、人類史を揺るがすスキャンダルに。

「盛れる」のではなく「させられていた」。自撮りでおなじみのアヒル口が、特定の宇宙線を顔面で受信する際の強制ポーズだったと判明。数百年前の消防団の集合写真にも同じ表情が確認され、人類史を揺るがすスキャンダルに発展している。
国際宇宙物理学研究所(スイス・ジュネーブ)は3日、地球に飛来する未知の宇宙線「ダックトロン粒子(Ducktron Particle)」が、人間の口輪筋に作用し、無意識に唇を突き出す現象を引き起こすとの研究結果を発表した。長年、若者文化の謎とされてきた「アヒル口」の起源が、ついに科学のメスによって解明された形だ。
同研究所のジャン=ピエール・ベルモンド博士によれば、ダックトロン粒子は極めて微弱だが、人間の「承認欲求」や「自己顕示欲」と共鳴する特殊な周波数を持つという。博士は「スマートフォンを構え、『最高の一枚を撮りたい』と念じる強い意志が、顔面を一種のパラボラアンテナに変質させ、粒子を効率よく引き寄せる。つまり、盛れていると感じる瞬間、あなたは宇宙からの信号を最も強く受信しているのです」と、我々のささやかな虚栄心を見透かしたかのように語る。
この衝撃の発見に歴史的な裏付けを与えたのが、秋田県の郷土史家、鈴木権八氏(78)だ。蔵の整理中に発見した明治23年撮影の地元消防団の集合写真には、団員全員が凛々しい表情の中に、かすかな「アヒル口」を浮かべている姿が写っていた。「当時は自撮りなどない時代。火事を前にした極度の緊張と『町を守る』という使命感が、現代の若者の『いいね!』欲求と同質の受信状態を作り出したのではないか」と鈴木氏は分析する。消防団の「放水始め!」の号令が、宇宙との交信開始の合図だった可能性が浮上した。
この「消防団・受信者第一世代」説は、学会に大きな波紋を呼んでいる。「火事場の馬鹿力」ならぬ「火事場の受信力」とも言うべきこの現象は、人類の集合的無意識が時空を超えて同じ表情を“継承”してきたことを示唆する。自撮り棒を振り回すインフルエンサーと、纏(まとい)を振りかざす火消しの間に、まさか宇宙規模の絆があったとは、一体誰が想像しただろうか。
事態を受け、SNS上では「私のキメ顔、操られてたの?」「じゃあウインクは別の星から?」「#アヒル口の真実」といったハッシュタグが乱立し、混乱が広がっている。カリスマインフルエンサーの“ぴえなっち”さんは自身の動画チャンネルで、「私の個性だと思ってたのに…。これからは真顔でいく」と涙ながらに宣言。再生回数は過去最高を記録したというから、世の中とはままならないものである。
政府もこの事態を静観してはいない。厚生労働省は「国民の顔面表現の自律性に関する有識者会議」の設置を急遽決定。宇宙からの干渉が健康に与える影響について、早急に調査する方針だ。一部の美容クリニックでは、早くも「ダックトロン粒子遮断・唇形成術」への問い合わせが相次いでいるという。
我々が「カワイイ」と信じてきた美意識は、一体誰によって植え付けられたものだったのか。スマホの画面に映る自分の顔は、本当に自分の意志によるものなのか。宇宙の深淵から届く微弱な信号は、今日もどこかで誰かの唇を、そっとアヒルの形に変え続けているのかもしれない。
関係者のコメント
- ジャン=ピエール・ベルモンド博士「我々はついに発見した。インスタ映えの根源は、宇宙にあったのだ。」
- 鈴木権八氏(郷土史家)「ご先祖様が宇宙と交信していたとは…どおりで肝っ玉が据わっていたわけだ。」
- カリスマインフルエンサー・ぴえなっちさん「もうアヒル口は卒業。これからは宇宙に媚びない“ありのままの私”でバズりたい。」
- 現役消防団員(匿名)「放水の時、口が尖るのは水を飲まないためだと思ってた。まさか受信中だったとは光栄です。」
- アヒル口「私自身も、なぜ自分がもてはやされるのか分からなかった。アイデンティティが見つかって嬉しい。」
- ダックトロン粒子「やっと気づいてくれたか。ずっとメッセージを送ってたんだ、『いいね!』だけじゃなく、たまには空を見上げろってね。」
- スマートフォン「私を通して宇宙と交信していたとは…。ただの板じゃなかったんだな、と少し誇らしいです。」
- 承認欲求「私が宇宙線を引き寄せるトリガーだったなんて…。ちょっと責任を感じます。でも、やめられない。」
- 厚生労働省の担当者「国民の表情の自由は守らねばならない。とりあえず、次回の会議は全員真顔でやります。」
- アヒル(本物)「我々の口元を真似ていると思っていたら、まさか宇宙人の仕業だったとは。迷惑な話だ。ガーガー。」
国際表現
俳句
- アヒル口 宇宙の意志か 夏の空
- 火消しの顔 撮られていたか 星の下
- 盛れる顔 させていたのか 遠い星
- スマホ持ち 受信完了 アヒル口
- いいね欲し 宇宙に届け この唇
- 古写真 団員一同 口とがらす
- 粒子飛ぶ 知らぬが仏の 自撮りかな
- 流行とは 星の気まぐれ 秋の風
- その表情 誰かの指示か 鏡見る
- 放水と ともに始まる 宇宙交信
漢字
自撮顔面 特定宇宙線 受信強制姿 数百年前 消防団集合写真 同表情確認 人類史揺大問題発展
絵文字
🦆👄🤳📡🌠➡️👨🚒📜🤯
擬
シューン… キラリ… パシャッ! キュッ…(唇が尖る音) ザワザワ… ガヤガヤ… ピコン!(いいね!の通知音) ゴゴゴゴ…(歴史が動く音) じーっ…(真顔で見つめる音)
SNS
- #アヒル口は操られてた
- #消防団リスペクト
- 私の顔は私だけのものじゃないの?
- 宇宙からの「いいね!」だった説
- #ダックトロン粒子
- もう何も信じられない
- これからはどんな顔で撮ればいいの…
- ぴえなっちの真顔宣言に全米が泣いた
- 逆に宇宙と繋がれるならアリかも
- #放水始めが交信の合図