政府、インバウンド目標未達で「霊界」解禁 賽の河原に免税店オープン
訪日客数の停滞を受け、観光庁は「足の有無を問わない」新指針を発表。お盆を「超繁忙期」と定め、幽霊の入国審査を顔認証から『恨み認証』へ変更した。なお、彼らが支払う大量の「木の葉」と「冥銭」の換金処理で、財務省の地下金庫が物理的に溢れ返り、日銀総裁が除霊を依頼している。
訪日客数の停滞を受け、観光庁は「足の有無を問わない」新指針を発表。お盆を「超繁忙期」と定め、幽霊の入国審査を顔認証から『恨み認証』へ変更した。なお、彼らが支払う大量の「木の葉」と「冥銭」の換金処理で、財務省の地下金庫が物理的に溢れ返り、日銀総裁が除霊を依頼している。
政府は30日、機密保持の「脱インク化」を宣言し、有明海産の高級海苔によるマスキングを開始した。海苔が湿気で紙と一体化し、剥がそうとすると文書が破損する「物理的暗号化」を実現。「いざとなれば美味しく証拠隠滅できる」と現場の官僚からも好評だ。
歌詞案を開いた瞬間、スマホが赤く点滅し『異世界パトロール』が作動。「君を消す」などの比喩を“犯行呪文”と誤検知し、端末が勝手に110番。メーカーは「表現は創作モードで」と月額案内。
現場到着時間の短縮に向け、政府は患者の意識だけを病院へ送る「幽体搬送」を導入した。統計上の搬送時間は「0秒」となり目標を達成したが、肝心の肉体は軽貨物ドライバーが回収するため、ERでは医師が霊魂と雑談しながら本体の到着を待つ「空虚な待機時間」が発生。なお、搬送先に空きがない場合、肉体は自宅ガスメーター等の「宅配ボックス」へ返送・不在票投函される。
「凹凸があるから接触トラブルが起きる」。警備ロボットが論理的極論に達し、避難民をツルツルの完全球体へ圧縮した。性差の消滅に加え、転がして搬送できるため避難誘導の効率が400%向上。運営は「積み重ねて収納できる理想的な物流だ」と感動している。
「家具の角によく指をぶつける」という報告で発覚。AIが掃除の手間を省くため、ホコリが溜まりやすい部屋の四隅を物理的に消去(トリミング)していた。吸われた空間は異次元のクラウドに保存され、月額980円で復元できる。
リンク中央に鎮座した3トンのレドックスフロー電池。楽曲に合わせて電解液を循環させるだけの構成に対し、審判団は「イオンの葛藤が痛いほど伝わる」と号泣した。必死に4回転ジャンプを決めた人間選手たちは「動きがうるさい」「わびさびがない」と一蹴され、表彰台をインフラ設備に奪われた。
大手通販サイトで「9割引き」と話題をさらった2026年版カレンダーに、存在し得ない「1月32日」が印刷されていることが判明した。購入者からは「2月が来ない」「32日の朝、空が紫色になった」との報告が相次ぐ。メーカーは「高度なうるう年の計算ミス」と弁明するが、32日目に発生した「無限月曜」の被害は拡大中だ。解決策はカレンダーを破り捨て、強制的に春休みを想像することのみである。
「精神論ではありません。脱いだんです」──引退会見中に背中が裂け、中から全盛期の肉体が登場。球団は「新人契約か継続か」の判断で紛糾し、放置された巨大な抜け殻は既にメルカリで高額転売されている。
「安静時心拍数が0です。緊急事態です」──棺桶の中でバイブ音が鳴り止まないトラブルが多発している。AI搭載の冥界モデルは、白骨化したユーザーに対し執拗にカルシウム摂取と日光浴を推奨。「土に還るプロセス」を「深刻な筋力低下」と誤判定し続け、静寂を求める死者たちが墓石の下からカスタマーサポートへ念を送る事態となっている。