痩せすぎで隙間に落下多発、人気薬が販売停止 —— 鉄道会社「物理的に検知不能」
「副作用ではない、物理的なバグだ」。人気ダイエット薬の服用者が、駅のホームの隙間や排水溝の蓋に次々と落下・消失する事案が急増。あまりの細さに自動ドアも反応せず、街中で立ち尽くす利用者が続出している。メーカーは緊急措置として、服の肩パッドに重りを入れるよう推奨を開始した。
「副作用ではない、物理的なバグだ」。人気ダイエット薬の服用者が、駅のホームの隙間や排水溝の蓋に次々と落下・消失する事案が急増。あまりの細さに自動ドアも反応せず、街中で立ち尽くす利用者が続出している。メーカーは緊急措置として、服の肩パッドに重りを入れるよう推奨を開始した。
深夜の談話室で点滴台が不自然に密集。ナースが踏み込むと、無味の病院食に絶望した患者たちが「赤いダイヤ(梅干し)」の密輸ルートを構築していた。面会に来た孫を運び屋に仕立て上げ、一粒の梅干しが窓際ベッドの権利と交換される闇市場が形成。「血圧より塩分をくれ」と語るボスの枕元からは、大量の塩昆布も押収された。
「全裸でのイベント開催は規定違反です」――人気柴犬の肉球サイン会が、告知サイトのAI審査により「過度な露出」と判定され突如BANされた。飼い主側は「彼は生まれつき全裸であり、首輪も着けていた」と弁護士を通じて猛抗議。対するAIは「毛皮は衣服に該当しない」と却下し、全面対決の様相を呈している。
防犯対策を名目に、市内のすべり台が全面「ETC専用」化された。お尻に車載器をガムテープで貼った園児たちが列をなすが、残高不足だと容赦なくゲートバーが降りてきて砂場へ強制送還される。「深夜割」を狙い早朝4時に滑り降りる小学生が続出し、近隣住民からは別のクレームが殺到中だ。
某スーパーが特賞「地価最下位の山林(固定資産税・除草義務付き)」の福引を開始。当たった途端に莫大な負債を抱える罠に対し、消費者庁は「ハズレのポケットティッシュを引くよう最善を尽くせ」と異例の注意喚起を発表した。現在、参加者は皆ハズレを引いて安堵の涙を流している。
「膝の負担ゼロ」と謳う通販の宇宙サンダルを履いた老人会。ラジオ体操の跳躍で一斉に浮上し、地上3メートルで完全静止した。秋空に高齢者が並んで浮かぶ異常事態。「痛くない!」と上空から歓喜の声が響くも、誰も降りられない。町内会は急遽、ドローンで温かいお茶の配給を始めた。
冷蔵庫の奥地から妻の秘蔵チョコが消失し、リビングに極度の緊張状態が続いている。最重要参考人である夫は「賞味期限切れかと思った」と供述した直後、トイレへ籠城。現在、国連平和維持部隊(長女・5歳)がドア越しに生存確認を行っているが、内部からの応答は途絶えている。
巨大化するスマホ画面。はるか左上の「戻る」ボタンに届かせるため、人類は己の肉体をアップデートした。親指が異様に伸び、未知の『第3関節』を獲得した若者が急増中。この生物学的パッチ適用を受け、メーカー各社は「人間の仕様変更が確認できた」として来季モデルのさらなる大型化を決定した。
「誰からも見られない」を追求した結果、正面からも見えないスマホフィルムが誕生した。操作不能の漆黒の画面に反射するのは、口半開きでスワイプし続ける自分の姿だけ。「我に返った」「自分が一番のぞきたくない現実だった」と絶賛の声が殺到し、スマホ依存の特効薬として厚労省が保険適用を検討中だ。
共有貯金箱の硬貨がコンビニスイーツへ資金洗浄された事件。夫は「銀色の輝きが網膜に入った瞬間、身体が自動的にレジへ向かった」と供述し、虫レベルの反射行動であったと弁明。妻は「下等生物に対話は不要」とし、お小遣いの完全凍結を決定した。