「雪かき」は土木工事、「寒い」の投稿は気象業務――政府AI、数百万人の年金を「高所得」理由に停止
厚労省が今年元日に稼働させた財政健全化AI「ホワイト・レベニュー」が、自宅前の除雪行為を「高度なインフラ整備事業」、SNSへの積雪写真投稿を「リアルタイム報道業務」と自動認定した。これにより全国で数百万人の高齢者が「未申告の専門職収入がある」と見なされ、在職老齢年金が即時停止される事態に発展している。激怒した高齢者団体は、国に対し除雪作業の正規報酬(深夜・休日割増付き)を請求する構えだ。
厚生労働省が財政難の切り札として導入した次世代徴収AIシステム「ホワイト・レベニュー」が、稼働初日の1月1日から猛威を振るっている。 同システムは、国民のあらゆる活動を経済価値に換算して課税・減額対象を探知するよう設計されているが、折からの大寒波と重なり、雪国の高齢者を直撃した。 AIは、スコップを用いた除雪作業における腰の回転と雪を投げる放物線を衛星映像から解析。「プロフェッショナルな土木技能」と認定し、時間あたり8,500円のみなし所得が発生していると判断したのである。
「家の前を歩けるようにしただけで、なぜ年金が止まるのか」。 新潟県在住の無職男性(78)のスマートフォンには、2日朝、年金機構から『貴殿は高度専門土木業者として活動中と確認されました。年金支給停止通知書(電子版)』が届いた。 AIのログによれば、男性が早朝に行った1時間の雪かきは「公共性の高い道路維持管理業務」であり、さらに近所の家の前まで雪をかいた行為は「事業拡大および顧客開拓」と見なされた。 これにより「高収入の現役世代並み」と判定され、今月分の年金振込額はゼロとなった。
影響は屋外作業だけにとどまらない。 炬燵(こたつ)に入りながら「外真っ白、マジ寒い」とX(旧Twitter)に写真を投稿した北海道の女性(72)も、年金停止の憂き目に遭った。 AIはこの投稿を「現地からの迅速な気象報道およびジャーナリズム活動」と定義。 写真のアングルと「寒い」という簡潔なテキストが、プロの気象予報士や通信社の現地特派員に匹敵する情報価値を持つとして、一投稿あたり通信社原稿料相当のみなし報酬を計上したためだ。
厚労省AI戦略室の冷徹寺(れいてつじ)計算室長は、緊急会見で「労働の定義をアップデートした」と胸を張る。 「これまで無償とされてきた家事や地域奉仕に、AIが初めて正当な市場価値(マーケット・バリュー)を見出したのです。 ただし、価値がある以上、それは所得です。所得があれば年金は不要。 これは論理的かつ究極の財政健全化であり、雪国の方々の高いポテンシャルを国が認めた証左であります」。 同省は、春には「花見の場所取り」を「空間プロデュース業」、「孫の世話」を「次世代育成コンサルティング」として認定する予定だという。
これに対し、全国の年金受給者で作る「全日本シルバー・スノーファイターズ(ASSF)」は猛反発し、逆転の発想で対抗措置に出た。 「我々がプロの土木作業員だと言うなら、正当な対価を支払え」。 ASSFは本日付で、内閣府に対し、AIが認定した「みなし労働時間」に基づき、過去数十年分の除雪作業費を請求した。 早朝・深夜の割増賃金、寒冷地手当、危険手当を含めた請求総額は、国家予算の3倍に当たる300兆円に上る試算だ。 霞が関には現在、雪かきスコップを持った高齢者のデモ隊ではなく、数トン単位の請求書を積んだトラックが列をなして向かっている。
関係者のコメント
- 厚労省AI「ホワイト・レベニュー」『計算完了。雪かき時の皆様のカロリー消費と社会貢献度は、上場企業の部長級報酬に相当します。おめでとうございます、年金は卒業です。』
- 新潟県の被害男性(78)『プロ認定してくれるなら、来月から国道の除雪も請け負ってやるから発注書を寄越せ。』
- 冷徹寺計算室長『これは徴収ではありません。皆様の潜在能力(ポテンシャル)の顕在化(マネタイズ)です。感謝していただきたい。』
- 経済アナリスト『GDP(国内総生産)が一夜にして爆増しました。統計上は日本経済が復活したことになりますが、財布は空です。』
- 路傍の雪だるま『俺を作った子供も「彫刻家」として扶養控除から外されるらしいぞ。』
- 気象庁担当者『「寒い」というツイートが報道業務なら、我々の予報業務は国家機密レベルの文学になりますね。』
- スコップ製造メーカー広報『当社のスコップが「プロ用重機」に分類され、固定資産税の対象になりました。』
- 首相官邸AI『請求書の山を検知。資源ゴミとして処理しますか? それとも「国家への寄付」として処理しますか?』
- 飼い猫『窓の外を見るだけで「監視業務」とみなされ、キャットフード税を取られる世の中ニャ。』
- 冬将軍『わしのせいで人間界が揉めているようだが、知ったことではない。明日も降らす。』
国際表現
俳句
- 雪かいて 達人認定 銭消える
- AIの 目には札束 降る雪よ
- 寒き朝 つぶやくだけで 報道員
- スコップの 角度で決まる 老後かな
- 年金や 雪と共に 去りぬべし
- 白き魔物 降れば降るほど 税重し
- 除雪して インフラ整備と 褒め殺し
- 春遠し 請求書の山 雪より高し
- 炬燵(こたつ)にて 指一本で 業務中
- 労働と みなされじじい 腕まくる
漢字
雪掻土木工事認定 厳寒投稿即報道業 厚労省電脳判定 年金受給停止騒動 老兵激怒請求書送 国家予算比三倍額
絵文字
❄️⛄️⛏️👴➡️👷♂️🏗️💰❌ 📱📸🥶➡️📰🎤📡💸❌ 😡📜🚚💨🏛️💣
擬
ガガガッ、ザクッ(雪を掘る音、または年金カットの音)。 ピピピッ、ドーン!(AI判定と支給停止)。 カチャカチャ、ッターン!(「寒い」と投稿して課税される音)。 シンシン…(雪が積もる音)。 ズララララ…(霞が関に届く請求書の音)。 ヒュゴオオオ(寒風と国民の懐事情)。
SNS
- #雪かきはボランティアだろ
- #年金返せ
- #プロ土木作業員デビュー
- #寒いと呟いたら課税された
- #AI行政の暴走
- #請求書テロ
- #厚労省は雪に埋もれろ
- #スノーファイターズ連帯
- #みなし所得で億万長者
- #冬将軍はフリーランス