オーロラ、美しすぎて「生産性低下」の原因と特定。政府、夜空に遮光カーテン設置を義務化へ
全国で「オーロラが壮麗すぎて、つい仕事を忘れる」との申告が殺到し社会問題化。政府の専門委員会は「美的感動による注意散漫」が国家の生産性を著しく低下させていると断定。対策として、夜空全体を覆う巨大な遮光カーテンの設置を全自治体に義務付ける法案を提出した。天文学会からの抗議に対し、担当者は「経済指標のほうが星より明るい」と回答した。
全国で「オーロラが壮麗すぎて、つい仕事を忘れる」との申告が殺到し社会問題化。政府の専門委員会は「美的感動による注意散漫」が国家の生産性を著しく低下させていると断定。対策として、夜空全体を覆う巨大な遮光カーテンの設置を全自治体に義務付ける法案を提出した。天文学会からの抗議に対し、担当者は「経済指標のほうが星より明るい」と回答した。
万全のセキュリティーを期すべく、全国の原子力発電所が顔認証による「信仰心スキャナー」を一斉導入。職員は毎朝「聖なるエネルギー」の啓発ビデオを鑑賞、AIが瞳の揺らぎから不純な心を検知する。しかし運用初日、システムがけたたましい警報と共に指し示した最初の「信仰心ゼロ」判定は、敷地の隅に佇むお地蔵様だった。
国会審議の非効率さに業を煮やした政府が、来年度予算の全額を賭けた「第一回G1官庁ダービー」の開催を閣議決定。財務省のボートにはAIによる最新のオッズ予測システムが搭載され、「最も公平で透明性の高い予算配分」だと専門家は絶賛している。
国連安全保障理事会は、世界中のカフェで提供される緑色のドリンクを「文化への許されざる攻撃」と断定。平和維持軍が主要都市のカフェに展開し、緑の粉末が振りかけられたドーナツを「文化的破壊兵器」として押収しているとの報告が入っている。
転落事故のたびに炎上するSNS対策に、政府が最終回答。危険な崖を「映えガチャ・クリフ」として有料開放。入場券(生命保険付き)を購入し、崖っぷちで撮影。追加課金で「映えるヘルメット」や「奇跡の一枚を撮るドローン」が当たる。なお、救助隊の到着時間はプランによって変動する。
市役所の地下書庫から、平成初期に提出された「公園利用許可申請書」の化石が発見された。専門家が「担当者の『保留』印が幾重にも押された結果、圧力で化石化した奇跡の標本」と舌を巻く一方、市の担当課は「前任者からの引き継ぎ案件です。現在も厳正に審査中であり、結論はまだ出せません」と公式見解を発表した。
インフルエンサー発の霊水「飲める月光」を飲んだ人々が、深夜2時に理由なく遠吠えを始める現象が多発。枕元のコップが青白く光るという報告も。消費者庁は「プラシーボ効果が狼男のそれに近い」と注意喚起し、返金より先にカウンセリングを推奨した。
政府は、国内のスモッグを一掃するため、小惑星を「宇宙扇風機」として利用する計画を発表。担当大臣は会見で巨大なリモコンを手に「操作は簡単。『弱』でそよ風、『ターボ』で台風が起こせます」と笑顔で説明した。なお、最初の稼働テストにより、隣国の洗濯物が全て国境を越えて飛来したとの未確認情報もある。
国会議事堂の地下で、法案の「重要度」を文字通り重さで測る新プロセスが導入された。各議員は法案をプレートとしてバーベルに装着し、持ち上げた重量がそのまま支持率となる。先日の審議では「議員報酬3倍法案」が羽のように軽く満場一致で可決された一方、「国民の声」と名付けられた陳情書セットは重すぎて床から動かなかったという。
政府が導入した脳波連動型スマートグリッドが、「エネルギー浪費に繋がる思考」を検知し電力を事前遮断する機能で大混乱を招いている。導入初日、夕食にピザを思い浮かべた多数の家庭が一斉に停電。「これは思考の事前検閲だ」「メニューを選ぶ自由を返せ」との声が相次ぎ、ピザ店の前には自家発電機で焼かれたピザを求める長蛇の列ができている。