
「四股で海を鎮めよ」新国家プロジェクト、副作用の津波で国際問題に発展
海面上昇への最終回答として、政府は力士を太平洋上の巨大土俵に集め、一斉に四股を踏んで海底を押し下げる「大相撲テラフォーミング」計画を発動。担当相は「日本の魂が地球を救う」と胸を張るが、発生した人工津波がハワイのビーチを洗い流し、外交問題に発展している。
タグ "風刺" (19 記事)
海面上昇への最終回答として、政府は力士を太平洋上の巨大土俵に集め、一斉に四股を踏んで海底を押し下げる「大相撲テラフォーミング」計画を発動。担当相は「日本の魂が地球を救う」と胸を張るが、発生した人工津波がハワイのビーチを洗い流し、外交問題に発展している。
大手配信サービスのドキュメンタリーが定説を覆す。白亜紀の王者ティラノサウルスは絶滅せず、胞子を飛ばして「巨大シメジ」に進化していたという。化石は乾燥きのこで、水で戻すと微かに「ギャオー」と鳴くとの証言も。古生物学会は「まずバター醤油で炒めてからコメントしたい」と前向きな姿勢だ。
人生をやり直したい人々が殺到するジムが、新たな入会基準を発表。身分証明書の代わりに上腕二頭筋の隆起を、信用情報の代わりに腹筋の割れ目をスキャンして合否を判定する。「過去の負債は脂肪に現れる」と審査官は冷たく言い放った。
最新AI搭載の「イソギンチャク翻訳機」が、穏やかなアクアリウムを一変させた。翻訳されるのは「あのオレンジのやつ、最近太った?」「ヒーターの温度、私にだけ当たりキツくない?」といった陰湿な噂話ばかり。ユーザーは精神的苦痛を訴え、開発元は「プライバシーモード」の緊急アップデートを約束。一方、海洋生物言語学会は「ゴシップの抑揚まで完璧」とAIの精度を絶賛した。
文科省が推奨した「巨大コオロギ飼育」が、全国の家庭で予期せぬ情愛ドラマに発展。夏休みを共に過ごしペット化したコオロギに子供たちが号泣、「タロウは食べられない」と試食会をボイコット。一部家庭ではコオロギがテレビのリモコンを占拠する事態も報告されている。
ヘビの化石発見を受け、政府は「人類の原点回帰」として全国民に匍匐前進を義務付ける法案を閣議決定。健康増進が目的とされ、違反者には「立ち上がり罪」が適用される。これを受け、大手デベロッパーはエレベーターのない「横に長いマンション」を発表し、株価がストップ高を記録した。
「クエン酸サイクルこそ究極の資産運用」政府の新方針で、老後の蓄えは山積みのレモンに。受給者はレモンを枕に眠り、孫へのお年玉もレモンで渡す奇習が誕生。「酸っぱすぎて涙が出るのは感動のせい」と語る高齢者の目から、本物の涙がこぼれた。
新作恋愛映画がまさかの主演マッチョ俳優降板。製作側は“タンパク質的に代役可能”と語り、急遽プロテイン缶を恋人役に起用。撮影現場では女優との“熱愛化学反応”がゴシップ紙を賑わせている。
筋肉の収縮音とまばゆい汗のSEだけでストーリーを語る異色の恋愛映画『フレックス・オブ・ラブ』が封切られた。観客からは「字幕は要らないがプロテイン補給所は必要」との声も上がり、上映中には謎の胸筋拍手が発生した。