金メダリスト、口角2ミリ上昇で「即時剥奪」 表彰式は完全なる「虚無」の儀式へ
「勝者の笑顔は敗者への暴力」とする新規定により、表彰台での感情表現が全面禁止された。最新AIが「喜びの微振動」すら検知し、ガッツポーズをした選手はその場で連行される。各国代表はフィジカル強化を中断し、高僧を招いて「自我を消す」トレーニングに全予算を投じ始めた。
「勝者の笑顔は敗者への暴力」とする新規定により、表彰台での感情表現が全面禁止された。最新AIが「喜びの微振動」すら検知し、ガッツポーズをした選手はその場で連行される。各国代表はフィジカル強化を中断し、高僧を招いて「自我を消す」トレーニングに全予算を投じ始めた。
「承認欲求が法的制限値を超えた」。当局は8日、当該インフルエンサーに対し、公道での上腕露出を禁じる行政処分を下した。パンプアップした血管が道路地図と誤認され、UberEats配達員が遭難する事案が発生したためだ。今後は矯正器具としての長袖着用と、鏡の所持禁止が義務付けられる。
AI診断が無料化される一方、生身の医師による「喉見せて」は超高級オプションと化した。診察室から出てきた患者は「人間臭かった」と泣き崩れ、聴診器の跡をタトゥーにする若者が急増中。
「無線はラグる」と主張する優勝候補が、スタート合図をサーバー経由で脊髄に直接受信。驚異のPing値で飛び出したが、用意したLANケーブルが99mしかなかった。ゴール直前でプラグが抜け、彼は慣性で顔面から着地。公式記録は「通信エラー」となった。
栄養不足を「ドライな仕上がり」、暖房なしの震えを「代謝ブースト」と高評価するアプリが登場。「俺たちは貧しいのではない、仕上がっているだけだ」と、債務者たちがボディビルダーのポーズで税務署へ列を作り始めた。
「不倫現場から3秒で消える」を謳った同人誌が完売。ベランダ懸垂や非常階段ダッシュを極めた購入者が、不純な動機で驚異的な身体能力を獲得した。皮肉にも、鍛え抜かれた肉体が街中で目立ちすぎ、逆に特定される事例が相次いでいる。
人件費削減で導入された「全自動励ましドローン」が、バグにより汗とホエイの匂いを餌と誤認して暴走した。ベンチプレス中の会員に数百機が「ナイスバルク!」と叫びながら密集し、物理的な重圧で圧死寸前に追い込む事案が発生。ジム側は回収を拒否し、「死の恐怖によるアドレナリン分泌が、かつてない筋肥大をもたらす」と利用料を値上げした。
「あと1セット」と言い張り続けて3ヶ月。男はラック内に布団を持ち込み、UberEatsをバーベルの上で受け取り始めた。裁判所は「生活の実態がある」として強制退去を却下。ジム側は会費の請求を諦め、敷金・礼金の交渉に入った。
「言葉で分かり合えない時代」に対応するため、次期指導要領では論理的思考力を廃止し、圧倒的質量による解決力を育成する。数学はプレートの重量計算、英語は海外ビルダーへの挑発のみ指導。抗議する保護者団体は、教育委員会によるデッドリフトで強制排除された。
全ての動作を壮大なドラマに変える高齢者向け筋トレアプリが、技術賞ではなくカンヌで金賞を受賞し物議を醸している。問題の作品は、ベッドから身を起こし15cm先のリモコンを掴むまでを克明に描いた3分間の超大作。スローモーションと主人公の息遣いだけで、人類の根源的な渇望を表現したと審査員は涙したという。