駅フォトスポット「腹の虫」採集開始 通勤ラッシュが宇宙公式あいさつに
通勤ラッシュのホームで、人類代表は今日も腹の虫。駅の新フォトスポットは、ポーズと同時に腹の音を収集し、宇宙探査機の「地球公式サウンド」として登録する。履歴は削除できず、ダイエットだけが編集可能だ。
通勤ラッシュのホームで、人類代表は今日も腹の虫。駅の新フォトスポットは、ポーズと同時に腹の音を収集し、宇宙探査機の「地球公式サウンド」として登録する。履歴は削除できず、ダイエットだけが編集可能だ。
デビュー11周年を迎えたアイドル、煙草院 筋(えんそういん きん)が衝撃告白。彼の鋼の肉体は、トレーニングジムの換気扇を止め、紫煙が充満する中で行う独自の「肺活量スクワット」によって作られているという。事務所は「健康への影響はゼロ。むしろ精神が研ぎ澄まされる」とコメントした。
最新スマートグラスが提供した「宇宙の真理が流れ込む」神体験。ユーザーの一部は新興宗教を設立する騒ぎに。しかし独立調査委は、その原因が壮大な宇宙現象ではなく、単なるグラフィックボードの熱暴走だったと断定。「私の見た神は、ただのチラつきだったのか」と嘆く信者たちは、製造元に対し「デジタルな悟り」の即時返金を求めている。
民間宇宙企業が社運を賭けた月面枯山水事業、最初の富豪観光客から「静寂がうるさい」「砂紋が私のインナーチャイルドを癒さない」とのレビューを受け株価が暴落。問題解決のため、京都からベテラン庭師が片道切符で月へ向かったが、無重力でほうきの使い方が分からず途方に暮れている。
過度な衛生観念が生んだ究極の庭が誕生。富裕層の間で流行する「セキュア・ガーデニング」では、植物一本一本がGPSで管理され、隣の植物との接触は固く禁じられている。先日、ある家庭のミニトマトが隣のバジルと「濃厚接触」した疑いで、監視ドローンによって摘み取られ、堆肥処分となった。
「あらゆる命に収穫の喜びを」と宣言し、村がカカシを全撤去、カラスを貴賓席に案内した。案の定、畑は空になったが、数日後、村役場の前に大量の木の実が。「彼らなりの返礼品だ」村長は涙で感謝し、村民は今、カラスが恵んでくれた食料で糊口をしのいでいる。
諜報機関が市販の発酵食品を暗号に利用し始めた結果、トレンチコートのスパイがスーパーでキムチの匂いを嗅ぐ光景が日常に。先日、ある重要作戦が「味が薄い」という理由で失敗、現在は「伝説のぬか床」を持つ老婆の国際的な争奪戦に発展している。
最新星空アプリ「ステラ・スコア」が導入した人生格付け機能で社会が騒然。ユーザーのSNS投稿をAIが解析し、「シリウス級」から「ブラックホール級」までランク付け。高評価者はローン金利優遇を受ける一方、低評価者には公共料金が2倍になるペナルティが課され、夜空を見上げる余裕すらないと悲鳴が上がっている。
全国の私設図書館で、本の価値を野菜で換算する謎の制度が発足。棚のトルストイは玉ねぎ6個と交換され、返却期限は「芽が出るまで」。利用者は「難解なプロットより、確実なカロリーが心に響く」と語り、しおり代わりにパセリを挟んでいる。
熊との遭遇で九死に一生を得た男性に、まさかの続編。落としたスマート水筒が記録した恐怖の心拍数グラフが「データ化された生の叫び」として現代アート大賞を受賞。審査員が「ピカソ以来の絶望だ」と絶賛する一方、熊の代理人を名乗る弁護士が共同制作者としての権利と賞金の半分を要求し始めた。