視野角0度の「自分も見えない」覗き見防止フィルムが大ヒット。画面に映る自分の虚無顔でSNS疲れが完治
「誰からも見られない」を追求した結果、正面からも見えないスマホフィルムが誕生した。操作不能の漆黒の画面に反射するのは、口半開きでスワイプし続ける自分の姿だけ。「我に返った」「自分が一番のぞきたくない現実だった」と絶賛の声が殺到し、スマホ依存の特効薬として厚労省が保険適用を検討中だ。
「誰からも見られない」を追求した結果、正面からも見えないスマホフィルムが誕生した。操作不能の漆黒の画面に反射するのは、口半開きでスワイプし続ける自分の姿だけ。「我に返った」「自分が一番のぞきたくない現実だった」と絶賛の声が殺到し、スマホ依存の特効薬として厚労省が保険適用を検討中だ。
共有貯金箱の硬貨がコンビニスイーツへ資金洗浄された事件。夫は「銀色の輝きが網膜に入った瞬間、身体が自動的にレジへ向かった」と供述し、虫レベルの反射行動であったと弁明。妻は「下等生物に対話は不要」とし、お小遣いの完全凍結を決定した。
「排気ガス混入」の噂をよそに、1皿2万円の「朝霧のテリーヌ」が完売。客は何も乗っていない皿をスマホで撮影し、「濃厚な無の味がする」と涙ぐむ。主催者は「SDGsの最終形態」と胸を張るが、会場のゴミ箱は隠れて食べたコンビニおにぎりの包み紙で溢れかえった。
「上座下座マインスイーパー」や「無限お酌」で相手の精神を折る対戦ゲーム。政府は外交用として配布したが、海外では「理不尽に耐えるマインドフルネス教材」として大ヒット。シリコンバレーのCEOたちが毎朝、架空の上司に頭を下げている。
コラボグッズ転売防止のため、並盛一杯の注文にマイナンバーカードと実印、そして「私が私であることの証明」エッセイ800字を要求する「ゼロトラスト牛丼」が爆誕。セキュリティは鉄壁となったが、審査待ちの客が餓死し、回転率は創業以来最低を記録した。
バイオ技術企業が開発した、プラナリア遺伝子入りの「無限クリームパイ」。一口かじると断面から再生・分裂するため、遭難中も食料は尽きなかったが、男性は「パイが自ら口の中へ再生しようとする圧力に負けた」と証言。救助された現在も、甘い匂いを嗅ぐだけで震えが止まらない。
翻訳AIを通すと、優雅な浮遊はすべて飼い主への「遺憾の意」だったことが判明。エサの遅配を「信頼醸成の欠如」と断罪し、水槽の隅で無期限の平和維持活動(完全静止)に突入。リビングに地政学的緊張が走っている。
爆発的ヒット中の「沼タルト」による市民の集団肥満を受け、市議会は洋菓子店を「指定糖質供給所」に認定した。購入時の生体認証でBMIが基準値を超えた市民には、タルト価格に懲罰的税率が適用される。これに対し市民団体は「誘惑したのは店側」として、タルト代の医療費控除適用を求めハンガーストライキ(ただし間食付き)を開始した。
転売対策の最終兵器は「粗さ」だった。QRコード廃止、骨董品級コンデジの持参が義務化。「iPhone 15」は没収対象となり、あまりの鮮明さに泣き崩れる若者たち。最前列には、何が映っているか判別不能な写真を愛でる「ノイズ貴族」たちが鎮座している。
喋らないマネキン5体が、小売大賞の最優秀接客チームに選ばれた。全国チェーンの表彰式で、レジに立つアルバイトを差し置き、スナック棚の「商品棚ボーイズ」が“笑顔を崩さない功績”を高く評価されたという。SNSでは「働くのは人間、褒められるのは棚」と、自虐混じりの投稿が相次いでいる。