芸能賞、記念撮影で減点 笑顔は検査キットで“自然体”判定
記念撮影が減点。大手芸能賞は「印象操作」対策で笑顔の安定度を検査キットで測定し、フラッシュで口角が揺れると陽性と判定する新ルールを導入した。自然体は提出書類になった。
タグ "コンプライアンス" (13 記事)
記念撮影が減点。大手芸能賞は「印象操作」対策で笑顔の安定度を検査キットで測定し、フラッシュで口角が揺れると陽性と判定する新ルールを導入した。自然体は提出書類になった。
パトカー20台を振り切った凶悪犯が、一時停止線で「止まれ」を守り、後続のパトカーに追突され確保された。容疑者は逃走中もウインカーを3秒前に出し続け、横断歩道では老婆に道を譲る徹底ぶり。「ゴールド免許を失えば、組織の運転手として示しがつかない」と涙ながらに供述。警察は交通安全ビデオへの出演を打診中だ。
宇宙実験用の粘菌が、支給された糖分を特定派閥へ還流していたことが発覚。「高度な知性」の証明として喜ぶ科学者をよそに、コンプライアンス部門が「贈収賄の証拠品」としてシャーレを押収した。現在、NASAの法務担当が顕微鏡に向かって黙秘権の説明を行っている。
感動の大爆発で怪獣を撃破。だが翌朝、「爆発時のCO2超過」「瓦礫の分別不備」を理由に環境NGOから3000億円の請求書が届く。ヒーローは変身を解き、焼け野原で泣きながら空き缶とプラごみの仕分けを開始した。「正義よりSDGsが重い時代」「続編はゴミ清掃編」と観客は深い絶望に包まれた。
「同意なき写り込み」はコンプラ違反だとして、放送局が心霊映像の全幽霊にモザイク処理を義務付けた。結果、夏の特番は「音声変調されたモザイク男が肩に乗る不審者映像」に。必死の形相を全カットされた怨霊たちは激怒し、「せっかく呪ったのに」と各局に抗議FAXを送りつけている。
対局室の空気質センサーが、ベテラン棋士の放つ高濃度の「威圧感(コルチゾール系粒子)」を検知し、開始2秒で強制終了を宣言した。連盟は「受動ストレスは健康被害」とし、今後は対局中の笑顔と雑談を義務化。往年のファンは「盤上が保育園化した」と絶望している。
勇者による魔王城の強制捜査から一夜。押収された「血塗られた宝箱」の中身は、大量の粉ミルクとランドセルだった。帳簿には『あしなが魔王』名義での寄付履歴が並ぶ。「国よりSDGsに本気」と民衆は熱狂。一方、窓を割って侵入した勇者一行は『反社』としてSNSアカウントを凍結された。
標的を惨殺した暗殺者が、トイレで手を「水で3秒」しか洗わない。このシーンに「公衆衛生への冒涜」と抗議が殺到した。15人の連続殺人はスルーされたが、配給会社は即座に謝罪。「彼が『ハッピーバースデー』を2周歌いながら、薬用石鹸で入念に殺菌するCGに差し替えます」と発表した。
「勝者の笑顔は敗者への暴力」とする新規定により、表彰台での感情表現が全面禁止された。最新AIが「喜びの微振動」すら検知し、ガッツポーズをした選手はその場で連行される。各国代表はフィジカル強化を中断し、高僧を招いて「自我を消す」トレーニングに全予算を投じ始めた。
雲の陰に潜む白バイ隊員が、マッハ20で上昇中のロケットを捕捉。「標識が見えなかった」との弁明を却下し、高度100kmで窓を開けての免許提示を要求した。JAXAは「乗組員のゴールド免許維持を最優先する」として、次回の打ち上げ速度を法定速度内の時速60kmに制限すると発表した。