歌詞メモで逮捕 異世界パトロール搭載スマホ、作者を110番通報
歌詞案を開いた瞬間、スマホが赤く点滅し『異世界パトロール』が作動。「君を消す」などの比喩を“犯行呪文”と誤検知し、端末が勝手に110番。メーカーは「表現は創作モードで」と月額案内。
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歌詞案を開いた瞬間、スマホが赤く点滅し『異世界パトロール』が作動。「君を消す」などの比喩を“犯行呪文”と誤検知し、端末が勝手に110番。メーカーは「表現は創作モードで」と月額案内。
「同意なき写り込み」はコンプラ違反だとして、放送局が心霊映像の全幽霊にモザイク処理を義務付けた。結果、夏の特番は「音声変調されたモザイク男が肩に乗る不審者映像」に。必死の形相を全カットされた怨霊たちは激怒し、「せっかく呪ったのに」と各局に抗議FAXを送りつけている。
分娩室にスキップ不可広告が導入された。陣痛モニターが赤く光るたび、天井スピーカーが「今なら骨盤ベルトがポイント5倍」と叫び、壁一面にはベビー用品のロゴが点滅する。遠方の家族向けライブ配信にも自動でCMが挿入される「広告付き出産プラン」を選んだ夫婦は費用が3割引きで助かったと話すが、生まれたばかりの赤ちゃんのスマホ向け広告IDは、名前より先に発行されたという。
政府が導入した脳波連動型スマートグリッドが、「エネルギー浪費に繋がる思考」を検知し電力を事前遮断する機能で大混乱を招いている。導入初日、夕食にピザを思い浮かべた多数の家庭が一斉に停電。「これは思考の事前検閲だ」「メニューを選ぶ自由を返せ」との声が相次ぎ、ピザ店の前には自家発電機で焼かれたピザを求める長蛇の列ができている。
最新AI搭載の「イソギンチャク翻訳機」が、穏やかなアクアリウムを一変させた。翻訳されるのは「あのオレンジのやつ、最近太った?」「ヒーターの温度、私にだけ当たりキツくない?」といった陰湿な噂話ばかり。ユーザーは精神的苦痛を訴え、開発元は「プライバシーモード」の緊急アップデートを約束。一方、海洋生物言語学会は「ゴシップの抑揚まで完璧」とAIの精度を絶賛した。