国会審議、「物理」で解決へ 法案可決ラインはベンチプレス150kg
「長い議論より重い筋肉」を掲げ、与野党がマッスル連立を発足。法案の書類束を物理的に持ち上げれば可決となる新ルールが導入された。予算委員会では、財務相が防衛費増額案をデッドリフトで引き上げ、「軽い!軽いぞ!」と絶叫し即日成立。野党は「腰への負担が憲法違反」と抗議している。
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「長い議論より重い筋肉」を掲げ、与野党がマッスル連立を発足。法案の書類束を物理的に持ち上げれば可決となる新ルールが導入された。予算委員会では、財務相が防衛費増額案をデッドリフトで引き上げ、「軽い!軽いぞ!」と絶叫し即日成立。野党は「腰への負担が憲法違反」と抗議している。
予算難にあえぐ民間宇宙開発企業「ギャラクシー・スウェット社」は26日、1着10億円ともされる船外活動用宇宙服(EMU)の使用を廃止し、市販の「極暖発熱インナー」800枚の重ね着を飛行士に義務付けると発表した。理論上、800層の空気層が絶対零度を遮断するほか、その物理的な着圧は深海1万メートルに匹敵。「呼吸するだけでベンチプレス200kg相当の負荷」がかかるため、宇宙滞在がそのまま極限の筋トレジムと化す。開発主任は「帰還時に自力で服を脱げた者はいないが、全員が生けるダイヤモンドのような硬度を手に入れている」と胸を張る。
悲しみを筋繊維に刻む「マッスル精進落とし」がブーム。人気マンガ全巻(約20kg)を抱えて涙のスクワットを行う遺族たち。「故人の重みを感じる」と評判だが、翌日の激しい筋肉痛を「霊の仕業」と恐れる通報が相次いでいる。住職は「それは超回復です」と諭した。
「階段が下りられない」。SNSの悲痛なSOSを受け、政府は同ジムを「筋肉痛レベル4(自力下山不可)」に指定した。BCAA以外の補給路が絶たれ、館内はプロテインバーを分け合う野戦病院状態に。現在、ハイハイで退館ゲートに向かう巨大な男たちの列がドローンで確認されている。
「痛みは成長痛」を掲げ、ドリル音を重低音で流す施術がブームに。治療中の絶叫を「魂の咆哮」と称賛するオプションが人気で、術後は腫れた頬を「パンプアップした」と誇る自撮りがSNSを埋め尽くしている。
「俺の粉が毎晩減る」。怒れるマッチョの訴えを受け、ジムがシェイカーのDNA鑑定を敢行。検出されたのは被害者自身の唾液だった。「睡眠中の筋肉分解(カタボリック)」を恐れるあまり、脳が寝ていても筋肉が勝手に起き上がり、深夜に粉を摂取していたのだ。現在、就寝中の「筋肉の暴走」を防ぐため、指紋認証付きプロテイン保管庫が飛ぶように売れている。
漂流48時間後、救助ヘリのワイヤーで引き上げられる最中に「負荷が抜ける」と激昂。自重でワイヤーを逆走して海面へ戻ろうとし、救助を30分遅らせた疑い。「カタボリック(筋分解)の恐怖に比べれば、サメなど有酸素運動の相手に過ぎない」と供述し、現在は署内でプロテイン以外を黙秘している。
人件費削減で導入された「全自動励ましドローン」が、バグにより汗とホエイの匂いを餌と誤認して暴走した。ベンチプレス中の会員に数百機が「ナイスバルク!」と叫びながら密集し、物理的な重圧で圧死寸前に追い込む事案が発生。ジム側は回収を拒否し、「死の恐怖によるアドレナリン分泌が、かつてない筋肥大をもたらす」と利用料を値上げした。
クマ出没問題、ついに終止符か。とある市役所は「対話より対筋力」をスローガンに、ボディビルダーによる「マッスルパトロール隊」を発足。隊員はクマと遭遇時、威嚇のポージングを義務付けられる。しかし最近、森の奥からプロテインシェイカーを振る音が聞こえ始め、クマたちが逆にバルクアップを始めたとの未確認情報が寄せられている。
意識高い系ジムがジュラ紀の微生物を培養した新プロテインを発表。一口飲めば、あなたの筋肉は時を超え、数百万年後の考古学者を驚かせる貴重な標本へと進化するという。「これは筋トレではない、自己の化石化だ」と開発者は胸を張る。