芸能賞、記念撮影で減点 笑顔は検査キットで“自然体”判定
記念撮影が減点。大手芸能賞は「印象操作」対策で笑顔の安定度を検査キットで測定し、フラッシュで口角が揺れると陽性と判定する新ルールを導入した。自然体は提出書類になった。
記念撮影が減点。大手芸能賞は「印象操作」対策で笑顔の安定度を検査キットで測定し、フラッシュで口角が揺れると陽性と判定する新ルールを導入した。自然体は提出書類になった。
新競技「マンデー・レジスタンス」で、都内会社員が「アラームを止めてから胎児の姿勢に戻るまでの速度」で世界新を樹立。審査員は「呼吸をするのも面倒くさいという感情が、指先の震えにまで宿っている」と絶賛した。なお、本人は表彰式すら「だるい」と欠席し、その徹底されたプロ意識に会場中がスタンディングオベーションを送った。
入館10秒で耳が筋肉痛。都内ジムで「スピーカー通話走」が流行し、トレッドミル上で値切り交渉が飛び交う。メジャー志望は息継ぎ代わりに「消費税撤回」を連呼、静寂は月額オプションになった。
配信で回るカプセル、無料で出るのは病名だけ。コメント欄はSSR「正常値」狙いで沸騰し、検査は月額、治療は「回復パック」で追加課金という。健保系スタートアップは「啓発」と説明するが、視聴者の心拍数はすでに実況されている。
通信が途切れる家庭向けに、通信機器メーカーが新機能「ルーター褒め学習」を発表した。LED前で拍手し「天才」と言うほどAIが帯域を優先配分するという。利用者からは「回線より先に私が営業した」との声も出ている。
「バグも仕様と受け入れる心こそ、日本人のアイデンティティだ」。政府は若者の出国要件に、80年代の激ムズゲーム攻略を追加した。理不尽な当たり判定に耐えられずコントローラーを投げた者は「忍耐力不足」としてパスポート没収。奇跡的にクリアした者は「優秀すぎて国内では扱えない」として、即座に国外へ放り出された。
経費削減を狙うIOCが公道をコースに指定。「ママさんダンプ」を高速で操る70代女性が、最新鋭カーボン機材のアスリートをごぼう抜きし世界新を樹立した。副賞の「サロンパス1年分」を受け取った勝者は、「これは朝飯前の運動」と述べ、表彰式を欠席して隣町の除雪へ向かった。
最新の自動運転AIが、伝説のクソゲーを学習データに採用した結果、予測不能な挙動を開始。AIは交通渋滞をゲームのバグ技と認識し、物理法則を無視して障害物を“壁抜け”して走行。メーカー側は「渋滞回避の新次元。ワープ機能としてオプション販売も検討中」とコメントし、ドライバーは目的地に5秒で着くか、異次元に飛ばされるかのスリルを味わっている。
世界的歌姫が「真実の愛が見える」として販売した、実体ゼロ・カカオ0%の虚無チョコ。SNSでは「濃厚な味がする」「後味がせつない」と集団幻覚レビューが殺到。さらにはフリマアプリで「ひと口かじった残り」が50万円で出品され、「空気の鮮度が違う」「歯型が見える気がする」と高評価で購入される現代アート的経済圏が誕生している。
「今の気温ではふぐの身が締まらない」と激怒したシェフが、スマートシティの気象管理権限をハッキングし、商店街を局地的な氷点下に叩き落とした。店内では食通たちが「この寒暖差こそスパイス」と涙する一方、隣の八百屋ではトマトが凍結破裂し、セミが悲鳴を上げたままアスファルトに落下している。