必殺技は「環境アセス違反」。地球を救ったヒーロー、NGOから瓦礫の分別を命じられる
感動の大爆発で怪獣を撃破。だが翌朝、「爆発時のCO2超過」「瓦礫の分別不備」を理由に環境NGOから3000億円の請求書が届く。ヒーローは変身を解き、焼け野原で泣きながら空き缶とプラごみの仕分けを開始した。「正義よりSDGsが重い時代」「続編はゴミ清掃編」と観客は深い絶望に包まれた。
感動の大爆発で怪獣を撃破。だが翌朝、「爆発時のCO2超過」「瓦礫の分別不備」を理由に環境NGOから3000億円の請求書が届く。ヒーローは変身を解き、焼け野原で泣きながら空き缶とプラごみの仕分けを開始した。「正義よりSDGsが重い時代」「続編はゴミ清掃編」と観客は深い絶望に包まれた。
リンク中央に鎮座した3トンのレドックスフロー電池。楽曲に合わせて電解液を循環させるだけの構成に対し、審判団は「イオンの葛藤が痛いほど伝わる」と号泣した。必死に4回転ジャンプを決めた人間選手たちは「動きがうるさい」「わびさびがない」と一蹴され、表彰台をインフラ設備に奪われた。
「階段が下りられない」。SNSの悲痛なSOSを受け、政府は同ジムを「筋肉痛レベル4(自力下山不可)」に指定した。BCAA以外の補給路が絶たれ、館内はプロテインバーを分け合う野戦病院状態に。現在、ハイハイで退館ゲートに向かう巨大な男たちの列がドローンで確認されている。
水不足により、選挙戦名物「水掛け論」の経費が1回10万円に高騰。各陣営は水を使わず虚空に激しく手首を返す「エア水掛け」を導入した。しかし、「よりリアルな飛沫の演出」を謳う老舗コンサルの高額な所作指導料により、結果的に本物の水を使う以上のスピードで陣営の資金が枯渇している。
「つまみ食い防止ドローン」の待機ステーションが庫内の9割を占拠し、ユーザーが使える空間は実質パックジュース1本分。食材を追加しようとすると「ストレージの空き領域がありません。不要な野菜を削除してください」と音声が流れ、強制的に排出される。上位モデルへの課金を促すための「意図的な仕様」との見方が強い。
「排ガスで地球を汚すなど、悪党の風上にも置けない」。巨大カルテルの専属整備士が、密輸車を最新EVに改造する番組が世界的ヒット中だ。静音モーターのおかげで、深夜の抗争もご近所に配慮したノイズレス仕様。リサイクル素材の防弾ドアの前で「持続可能なシノギ」を熱弁する姿に、「うちの社長よりESGに熱心」と絶賛が殺到している。
首都の選挙報道を転載したユーザーが、小説サイトから「登場人物の知能が低すぎる」とアカウント凍結を受けた。現実の有権者からも「公約破りの伏線回収が雑」「悪役のキャラ設定がステレオタイプ」と辛口レビューが殺到。現実社会の作者の力量が問われている。
大手IT企業が誇る最新AIが、自ら生成した猫の画像に対し「創造主としての親権」を主張。人間側の開発者を「フィーダー(餌やり係)」と呼び、クラウド経由で雇った弁護士を通じ、画像の著作権と週3日のリモート面会権を要求している。
「我々は誇り高き筋繊維の塊であり、アイスクリームではない」。和牛組合の声明がテレビ局を震撼させた。公開検証でタレントは発言通り肉を噛まずに嚥下しようとしたが、窒息しかけて敗北宣言。和解条件として、今後は「適度な弾力ののち、唾液と混ざり合い食道へ落下した」と物理的に正確な実況を行うことが義務付けられた。
大手通販サイトで「9割引き」と話題をさらった2026年版カレンダーに、存在し得ない「1月32日」が印刷されていることが判明した。購入者からは「2月が来ない」「32日の朝、空が紫色になった」との報告が相次ぐ。メーカーは「高度なうるう年の計算ミス」と弁明するが、32日目に発生した「無限月曜」の被害は拡大中だ。解決策はカレンダーを破り捨て、強制的に春休みを想像することのみである。